金融市場では顧客ニーズによりきめ細かく対応するため、今後も非提携デリバティブ商品の供給が増加することが予測されます。 これに対応するために、アプレシアは、従来のリスク管理システムとは異なった発想で開発・設計されました。 まず、アプレシアの最大の特徴である、複雑なキャッシュフローをもつスワップに対応したリスク管理システムを実現するために キーとなったのは、「スワップ取引は小さな関数の寄せ集めである」という周知の事実でした。 どのようなスワップ取引であっても全て小さな関数で構成されており、その関数の集合体をひとつの関数として表現することにより、 イレギュラースワップも一般的なスワップと同様のリスク管理を可能にしました。 既存のソフトは大型ワークステーションを使用しているため、リスク管理システムは非常に高いコストを要し、 中小の金融機関や企業には大きな負担となっていました。そこで、アプレシアは、企業で広く普及しているパソコンで 簡単に利用できることを重要視し、パソコン対応の実現に成功しました。 これまでのリスク管理システムは市場レートを手入力するのが一般的でしたが、顧客からの照会に即時対応するためには リアルタイムで市場レートへアクセスすることが望まれます。アプレシアでは、同一PC上に市場情報システムを導入する ことにより情報ベンダー各社に接続、リアルタイム時価評価が可能となります。 イレギュラースワップのリスク分析とポジション管理が可能 従来のリスク管理システムでは、複雑なキャッシュフローをもつスワップの自動処理が不可能で、ユーザーが複数のスワップの組み合わせに分解した上で登録、分析、管理していました。アプレシアは、従来のリスク管理システムとは異なる全く新しい設計思想に基づき構築、これまで他のシステムでは自動処理の対象にはなり得なかったイレギュラースワップの商品設計、プライシング、時価評価、リスク分析を可能にしました。 アプレシアは、日本円、米ドル、ドイツマルク、スイスフランの4通貨について、以下のタイプの金融商品の取引をサポートできます。 ● 金利スワップ ● 通貨スワップ ● FRA ● キャップ&フロア ● スワップション また、金利スワップについては、次のタイプの取引を取り込むことができます。
通常、デリバティブ商品の時価評価は多大な処理能力と時間を要しますが、 アプレシアでは各種情報をメモリ上に展開した上で演算処理するため、処理が高速化され、 パソコン端末上でありながら平均残存期間5年、500〜1000ポジションの時価評価を約1〜2分で実施、 UNIX上の競合商品と比較しても非常に優れた時価評価機能を提供します。 また、市場情報システムと接続する事により、煩雑なレート入力作業からユーザーを開放、 ベンダー情報を取り込むことにより時価評価計算等を常時自動モニターすることが可能となります。 ←クリックすると拡大表示されます
リスクエクスポージャーの評価はストレス・テストとグリッド・ポイント・センシビティ(GPS)の 2つの方法によって行われます。ストレス・テストは、順イールド化や逆イールド化等のシナリオに基づく 評価損益のブレを把握する場合に利用し、一方GPSは期間毎の金利感応度を厳密に把握する場合に利用します。 GPSは、デュレーションの概念をベースにしたベーシスポイント・バリューと異なり、イールドカーブの ねじれにも対応できます。 ←クリックすると拡大表示されます
スワップ、キャップ&フロア、スワップション等、さまざまな取引の混在するポートフォリオを 期間別に効率よくデルタ・ヘッジするためのアマウントを自動計算します。さらに、アプレシアの推奨する ヘッジ取引を実行した場合、ストレス・テストと組み合わせることにより、リスク免疫化の程度を シミュレーションすることが可能です。その際、GPSデータと比較することにより、ガンマ・リスクを 把握することもできます。 金利スワップ、通貨スワップ、キャップ&フロア等の取引について、未収・未払補正と個別相殺処理を実行後、 期間損益を自動集計します。計算期間も過去/将来を問わず、ユーザーの要求する任意の期間を設定できるため、 決算利息の算出処理と将来の予想損益を把握することが可能です。 (注:期間損益計算プログラムはモニタ版となります。) (共通)
オプション等はガンマ・リスクまで参照可能です。
お客様からのお問い合わせがあったものの中から、2004年12月時点において、以下のバージョンアップが進行中です。 (2000年4月リリース済) ・通貨スワップの特定勘定取引に対応した時価の算出
その他、ユーザー様からのご要望を取り入れ、これまでの機能にも随所に変更が加えられています。 |